生産現場は様々な問題を抱えています。解決策と言えば、従来の生産管理や在庫管理の方法論をベースとした「べき論」の羅列が繰り返されているようで、実効ある解決策には程遠いように感じられます。ここでは、生産ラインの基本特性や在庫補充の理論に照らして、実行可能な解決策を模索していきたいと考えています。もちろん、Q and A的な簡単な疑問、質問にも答えていきたいと思います。問題は、これまで私が経験した事例から選んでみますが、みなさまからの質問も受け付けますので、気軽にお問合せ下さい。わからないことも多々あると思いますが、その時は“わかりません”と答えますので、ご容赦ください。共有した方が良い問題については、公開条件(匿名など)を確認し、了解を得られれば、ここでみなさまとシェアしたいと思います。
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我が工場では納入先にかんばん方式で部品を納品しています。取引先は数社ありますが、この1社で我が社の売り上げの70%を占めます。部品点数は十数点で、すべて納入先の仕様です。部品の生産リードタイムは5日~10日です。月ごとの内示発注情報をもらい、それに従って生産します。2日前に確定注文が来て納入しますが、内示情報と実際の確定注文に開きがあり、現場は常に混乱状態です。これまでも、納入先には内示情報と確定注文の乖離をなくすよう要望してきましたが、改善の兆しはみえません。どうしたらいいでしょうか。 <回答>
我が社の工場の製品の生産リードタイムは6~10週間です。ひとつの生産ラインでつくる製品の種類は10~15種類。生産ラインは5本あります。材料の納入リードタイムは1~5週間。顧客からは2~4週間前に注文をもらいます。毎月、生産計画をたてていますが、計画通り注文は来ませんし、特急注文の飛び込みも頻繁にあります。生産計画は月の途中から役に立たなくなります。現場を駆けずり回って、その日その日の出荷、調整に追われる毎日です。夜遅くまで帰れない日もあり、会社を辞めようかと思うこともしばしばです。どのような対策があるでしょうか。
<回答> Coming soon.
工場の管理を担当しています(一応、工場長です)。期末の棚卸で毎回、相当数の死蔵在庫が発生し除却処分していることで、いつも社長や経理から叱られます。また、日常業務では納期遅れ、欠品が頻発し、営業からは毎日のように怒鳴られています。これまでも、様々な改善活動を行ってきましたが、一時的によくなっても、またもとに戻ってしまいます。どうしたらいいか、ご指導いただければ助かります。 <回答>