「Asprova解体新書」の【コラム】で気になるところ

「Asprova解体新書」を読み始めると、

その理由は、

という記述で立ち止まってしまいました。ネガティブな位置からはじめる方が説明がしやすいのかもしれません。この本には、これらに対する反論というか、Asprovaは違うよ、ということが書いてあるはず。そんな期待を持ってしまいます。

本の内容は、大部分はAsprovaの取説。ところどころに生産管理や在庫管理の説明があり、そして【コラム】として、顧客企業への訪問記や自慢話が挿入されています。その中から、気になるところを抜き出してみます。

似ている記述が、、、

またまた、同じようなことが、、、

3つのコラム。いずれも、生産スケジュール本来の機能(細かい作業指示を出す)は使わずに、生産の準備とか、原材料の所要量計算とか、マシン作業の割付け表示とかに使っているっていうことのようです。実際の作業の進め方は現場に任せてあるとのこと。

似たような話、前にもありました。2020年12月のBlog「生産スケジューラ;ベンダーの宣伝に踊らされるな!」でも、生産スケジューラを導入して、かえって混乱したという事例を紹介しました。解決策は、「ネック工程は人間が手作業できめ細かく管理し、前後の非ネック工程はスケジューラで計画作成」。肝心のネック工程は人間の手作業、余裕がある工程はスケジューラを使用、ということです。

なんか、変だと思いませんか。逆ですよね。きめ細かな作業指示こそ生産スケジューラを使うと思ってましたが。現実は、逆。

コラムに3回も出てくるということは、そして、他の事例でも似たようなものがあるということは、生産スケジューラの機能と何等かの関係がありそうですね。

もうひとつ、【コラム】から抜粋。

生産スケジューラの最も代表的な改善項目は生産リードタイムの短縮。リードタイムが1/4になるなら、前の【コラム】ではなぜ、生産スケジュール本来の機能は使わずに、生産の準備とか、原材料の所要量計算とか、だけに使うのか。穿った見方をすれば、生産スケジューラから出る作業指示通りには作業ができないのではないか。とすると、問題は、リードタイムが1/4となったスケジューリングの実現性というか、実行可能性というか、、はどうなのか。リードタイム2カ月と2週間の差は何なのか、、。

出口はまだ、見えません。


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